「乾燥機なしでも大丈夫?」
「もし乾燥機を買うならどれがいい?」
このように悩んでいませんか?
ミニマリストの生活スタイルを目指す方は、「物は極力減らしたい。。。でも、家事は楽にしたい」と考える方が多いはずです。
そこでこの記事では、ミニマリストに乾燥機はいらないのか?という疑問を深く掘り下げ、必要かどうかの選択基準、乾燥機選びのポイントをまとめました。
また、乾燥機付き洗濯機のデメリットやコインランドリーとのコスト比較(どっちが安いか)についても解説するので、気になる方は参考にしてもらえると嬉しいです。
- ミニマリストに乾燥機は必要か?判断基準
- 自宅乾燥機とコインランドリーのコスト比較
- ミニマリストに最適な乾燥機の選び方を学べる
- 乾燥機付き洗濯機のメリット・デメリットなど
ミニマリストに乾燥機はいらない?判断基準を深堀り
- ミニマリストに乾燥機はいらない?なしの判断基準
- コインランドリーと乾燥機はどっちが安い?
- ミニマリストが幸せになる乾燥機の選び方
- おすすめできる乾燥機は?
ミニマリストに乾燥機はいらない?なしの判断基準
早速ですが、ミニマリストにとって「乾燥機」は、いらない家電なのでしょうか?
結論を言うと、乾燥機が必要かどうかは、「何を最も大切にするか」という価値観によって結論が分かれます。
乾燥機なしが向いているケース
まず、乾燥機なしでも満足度が高い生活ができるミニマリストの方は、空間の広さやモノを所有しない自由を重視する人です。
このタイプの方は、乾燥機は大きな専有スペースを必要とし、メンテナンスの手間や固定費もかかる「重い」所有物です。
洗濯は週に数回のコインランドリー利用や手洗いで十分と捉え、時間や手間さえも暮らしのルーティンとして楽しむ傾向があります。
- 部屋のスペースを最大限に活用したい
- 所有物を極限まで減らし身軽に暮らしたい
- 近所にコインランドリーがあり不便がない
- 初期費用やメンテナンスコストをかけたくない
こういうタイプの方は、乾燥機なしのほうが向いているのではないでしょうか。
乾燥機ありが生活を豊かにするケース
一方で、乾燥機ありのほうが生活が豊かになるミニマリストの方は、便利家電を「時間」という貴重な資源を生み出す投資と考えるタイプです。
乾燥機は、「洗濯物を干す・取り込む」という一連の作業を自動化することで、毎日自由な時間を創出します。
また、天候に左右されず、いつでも洗濯できる安心感や、タオルのふわふわな仕上がりといった生活の質の向上も、乾燥機を選ぶ大きなメリットです。
- なるべく自由な時間を増やしたい
- 所有物をお気に入りのものだけにしたい
- 近所にコインランドリーがない
- 生活を豊かにできるものにはコストをかけたい
こういうタイプの方は、乾燥機ありのほうが満足度の高い生活を送れる可能性が高いです。
コインランドリーと乾燥機はどっちが安い?
乾燥機の購入を考えたとき、多くの方が気になるのが「コインランドリーと比べて本当にコストパフォーマンスは良いのか?」という点です。
ここでは、小型衣類乾燥機を自宅に導入した場合と、コインランドリーを利用した場合の費用を具体的に比較してみましょう。
比較項目 | 小型乾燥機 | コインランドリー |
---|---|---|
初期費用 | 約60,000円~70,000円 | 0円 |
1回あたりの費用 | 約14円~30円 | 約300円~500円(洗濯+乾燥) |
月間コスト(週2回利用) | 約112円~240円 | 約2,400円~4,000円 |
年間コスト(週2回利用) | 約1,344円~2,880円 | 約28,800円~48,000円 |
時間・手間 | 自宅で完結し、移動時間ゼロ | 店舗への往復時間と待ち時間が発生 |
※電気代は1kWh=27円、コインランドリーは1回あたりの料金を参考に算出。
上の表から分かるように、初期費用は乾燥機の方が高額ですが、ランニングコストは圧倒的に自宅の乾燥機が安いことがわかります。
コインランドリーを週に2回利用した場合、年間で約3万円以上の出費になります。このペースで利用し続けると、約2年で小型乾燥機の本体価格を上回る計算です。
さらに、費用だけでなく「時間」というコストも考慮に入れる必要があります。
コインランドリーへの往復や待ち時間を時給換算すると、見えないコストはさらに大きくなります。
ミニマリストが幸せになる乾燥機の選び方
ミニマリストの方が乾燥機を選ぶ場合は、単に「乾けば良い」というわけでなく、自分のライフスタイルに合致するかどうかを見極める視点が重要です。
ここでは、後悔しないための3つの選び方のポイントを解説します。
サイズとシンプルなデザイン
ミニマリストのライフスタイルでは、家電の存在感は最小限に抑えたいはずです。そのため、設置場所を選ばないコンパクトなサイズであることが絶対条件です。
また、インテリアに溶け込む無駄のないシンプルなデザインやカラー(ホワイト、シルバー、ブラックなど)を選ぶことで、生活感を抑え、洗練された空間をキープできます。
機能の必要性と操作性
多機能なモデルは魅力的ですが、本当に必要な機能を見極めることが大切です。
ミニマリストにとっては、「標準乾燥」「デリケートな衣類用」「タイマー」など、必要最低限の機能がシンプルにまとまっているモデルが最適です。
ボタンの数が少なく、直感的に操作できるユーザーインターフェースは、日々のストレスを軽減してくれます。
省エネ性能と静音性
所有するモノを厳選するミニマリストは、ランニングコストにも敏感なはずです。
まず、電気代が抑えられる省エネ性能の高いモデルを選ぶのがおすすめです。
そして、ワンルームなど生活空間と洗濯スペースが近い場合、運転音が静かな「静音性」も重要な選択基準になります。
目安として、図書館内と同レベルの40dB台のモデルを選ぶと、夜間の使用でも気になりにくいはずです。
- 圧迫感のないコンパクトなモデルを選ぶ
- 空間に馴染むシンプルで洗練されたもの
- 多機能より必要な機能だけのシンプルなもの
- 直感的に使えるワンボタン操作などが理想
- 電気代を抑える省エネ性能と静音性もチェック
おすすめできる乾燥機は?
では、ミニマリストの方が乾燥機を購入する場合、具体的にどの製品を選ぶと後悔しないのでしょうか。
乾燥機と言っても、電気式やガス式、ドラム式や縦型など、様々な種類がありますが、ミニマリストの方におすすめできるのは小型衣類乾燥機です。
小型衣類乾燥機は、一般的に乾燥容量は3kg程度までですが、その分コンパクトなサイズ感(電子レンジ程度の大きさ)で、場所を取らないのが大きな特徴です。
また、ガス式のように排温パイプの工事をしたり、排水パイプを通す必要がない製品が多いため、持ち運びもしやすいです。
小型衣類乾燥機Biny
とくに人気が高くおすすめしたいのは、Biny(ビニー)というクラウドファンディングで大きな成功を収めた製品です。
引用元:Biny公式サイトより
設置工事不要でコンセントに繋ぐだけですぐに使える手軽さが魅力です。
Biny(ビニー)製品仕様 | |
---|---|
乾燥容量 | 3kg(最大) |
本体サイズ | 幅475×奥行506×高さ510mm |
重量 | 10.5kg |
消費電力 | 650W(省エネ設計) |
特徴 | ワンボタン操作、デュアルファンヒーター、静音設計(約48dB) |
コンパクトで移動や設置が簡単
とてもコンパクトなので、一般的なドラム式洗濯乾燥機が置けないようなスペースにもすっきりと収まります。
10.5kgと軽量なため、女性一人でも移動や設置が比較的容易です。
見た目以上に容量がある(3kg)
一人暮らしの1〜2日分の洗濯物(タオル12枚、またはシャツ9枚程度)を一度に乾燥できる十分な容量を確保しています。
乾燥性能の高さと省エネを両立
特許技術のデュアルファンヒーター(DFH)で、コンパクトなのにパワフルな乾燥を実現しています。
それでいて消費電力は650Wなので、一般的な乾燥機の約半分程度です。
誰でも使えるシンプル操作
AIモードやシューズモードなど、衣類に合わせて最適な乾燥を自動で行う12種類のプリセットを搭載しているので、直感的なワンボタン操作ができます。
どこに売っている?
Binyは、Amazonなどの大手ECサイト、公式サイトなどで購入が可能です。
記事執筆時点では、公式サイトでクーポン適用で25,000円オフのキャンペーン+フィルター1年分プレゼントを実施しているため、公式サイトの購入がお得です。
ミニマリストの乾燥機選び|コストと利便性の徹底比較
- 一人暮らしミニマリストの洗濯機事情
- 知っておくべき乾燥機付き洗濯機のデメリット
- コインランドリーでダニはうつる?衛生面の真実
- 洗濯乾燥機がダメな衣類とその理由
- ミニマリストが選ぶ乾燥機おすすめモデル
一人暮らしミニマリストの洗濯機事情
一人暮らしのミニマリストにとって、洗濯をどのように行うかは生活の質を大きく左右する要素です。
主に以下の4つのスタイルに分かれます。
洗濯機なし(手洗い+コインランドリー)
下着などの少量の洗濯物は日々手洗いし、タオルや洋服などのかさばる物は週末にまとめてコインランドリーで洗濯・乾燥させます。
部屋のスペースを最大限に確保でき、引っ越しも楽というメリットがありますが、時間と手間がかかるのが最大のデメリットです。
洗濯機のみ
初期費用を抑えられる一般的なスタイルです。洗濯は自宅で行い、干す作業も自分で行います。
天候に左右され、部屋干しのスペースや手間が必要になりますが、多くの衣類は天日干しが推奨されているので、衣類を長持ちさせやすいという利点もあります。
小型衣類乾燥機をプラス
洗濯機と小型衣類乾燥機(Binyなど)を組み合わせて使うスタイルです。
コストや設置の面倒くささを抑えつつ、衣類の乾燥の手間をなくすことができます。
ドラム式洗濯乾燥機を置くスペースがない場合やコストを抑えたい場合に有効な選択肢です。
ドラム式洗濯乾燥機
「時間」という価値を最優先する人におすすめスタイルです。
洗濯から乾燥までボタン一つで完了するため、「干す・取り込む」という家事を放すことができます。
ただし、初期費用が高額になるなどのデメリットもあります。
知っておくべき乾燥機付き洗濯機のデメリット
洗濯から乾燥までを1台でこなす乾燥機付き洗濯機(ドラム式選択乾燥機)は、家事の時間を大幅に削減してくれる非常に便利な家電です。
しかし、導入する前に知っておくべきデメリットも存在します。
乾燥容量が少ない
多くのモデルでは、乾燥できる容量が洗濯容量の半分程度に設定されています。
例えば洗濯容量が7kgでも、乾燥は3.5kgまで、といった具合です。洗濯物を詰め込みすぎると、生乾きの原因になります。
乾燥に時間がかかる
洗濯から乾燥までを一気に行うと、3〜4時間以上かかることも珍しくありません。急いでいる時には不便に感じる可能性があります。
衣類がシワになりやすい
特にヒーター式の乾燥機能は高温になるため、衣類がシワになりやすい傾向があります。アイロンがけの手間が増えてしまっては本末転倒です。
電気代・水道代が高くなる
乾燥機能は多くの電力を消費します。特にヒーター式は電気代が高くなりがちです。
また、ドラム式は縦型に比べて使用水量が少ないですが、乾燥時に冷却水を使うモデルもあり、水道代が予想以上にかかることもあります。
本体価格が高く寿命が短い傾向
シンプルな縦型洗濯機に比べ、構造が複雑なため本体価格が高額です。また、故障のリスクも比較的高く、寿命が短い傾向があると言われています。
コインランドリーでダニはうつる?衛生面の真実
「コインランドリーって、前の利用者の洗濯物からダニがうつるのでは?」と心配する人もいるかもしれません。
これに関しては、残念ながら通常の水洗いだけではダニを完全に除去することは難しいとされています。
研究によっては、洗濯だけではダニの約7割しか除去できないというデータもあります。これは、ダニが繊維にしがみつく力が強いためです。
そのため、洗濯槽に前の利用者の衣類にいたダニが残っている可能性はゼロではありません。
ダニ対策の鍵は乾燥機
ただし、あまり心配する必要はありません。なぜなら、ダニは熱に非常に弱く、50℃の熱で20~30分、60℃以上であれば一瞬で死滅するからです。
コインランドリーに設置されている業務用のガス乾燥機は、家庭用電気乾燥機よりもはるかにパワフルで、内部は60℃以上の高温になります。
そのため、洗濯物に残っていたダニはもちろん、その卵やフン(アレルゲン)も、乾燥機にかけることでほぼ一掃することができます。
ダニ対策の正しいコインランドリー活用法
コインランドリーを利用する際は、洗濯だけで終わらせず、必ず30分以上、乾燥機を使用することが重要です。
これによって、ダニがうつるリスクを心配することなく、清潔でアレルギー対策も万全な仕上がりになります。
洗濯乾燥機がダメな衣類とその理由
便利な乾燥機ですが、どんな衣類でも入れられるわけではありません。
大切な衣類を縮ませたり傷めたりしないために、乾燥機が苦手な素材や装飾を覚えておきましょう。
衣類の洗濯表示に「タンブル乾燥禁止」のマーク(四角の中に×印)があるものは、乾燥機の使用を避ける必要があります。
ここでは、乾燥機が苦手な衣類をお伝えします。
ウール・カシミヤ・シルク
これらの動物性繊維は熱と摩擦に非常に弱く、縮みや硬化、型崩れの原因になります。セーターなどが子供服サイズになってしまうことも。
下着や伸縮性のある素材
ポリウレタンなどが使われている下着やスポーツウェアは、熱によって伸縮性が失われ、生地が伸びきってしまう可能性があります。
プリント・刺繍・レース・ビーズなどの装飾付き衣類
プリント部分は熱で溶けたり剥がれたりすることがあります。
刺繍やレースはほつれやすく、ビーズなどの装飾は熱で変形したり、回転の衝撃で取れたりする危険があります。
革・合皮製品
熱によって硬化やひび割れ、変形を起こすため、絶対に入れてはいけません。
中に綿やスポンジが入っているもの
ぬいぐるみやクッション、ダウンジャケットなどは、内部まで完全に乾きにくく、生乾きによる雑菌繁殖の原因になります。
また、熱で中の素材が偏ってしまうこともあります。
ミニマリストが選ぶ乾燥機おすすめモデル
ミニマリストが乾燥機を選ぶ場合は、選択肢は大きく分けて「小型衣類乾燥機」と「コンパクトなドラム式洗濯乾燥機」の2つになります。
ここでは、それぞれの代表的なモデルと考え方を紹介します。
省スペースと手軽さを両立する小型衣類乾燥機
先にお伝えしたBiny(ビニー)のような小型衣類乾燥機は、ミニマリストにとって有力な選択肢です。
引用元:Biny公式サイトより
- 設置場所の自由度が高い(工事不要)
- 必要な時だけ使える手軽さ
- ドラム式に比べて初期費用が安い
こうしたメリットは、特に賃貸住宅に住む一人暮らしのミニマリストにとって魅力的です。
洗濯は既存の縦型洗濯機や手洗いで行い、「乾燥」という最も手間のかかる部分だけをテクノロジーで解決する、という合理的なスタイルです。
時短を極めるコンパクトドラム式洗濯乾燥機
「時間」という価値を何よりも優先するミニマリストの方は、ドラム式洗濯乾燥機を選ぶ場合も多いです。
例えば、シャープのコンパクトドラム「プラズマクラスター ドラム式洗濯乾燥機」は、マンションの防水パンにも収まるコンパクト設計モデルです。
初期費用は高額になりますが、「家電に家事を任せ、自己投資や趣味に時間を使う」という考え方を最も実現できる選択肢と言えます。
まとめ:ミニマリストに乾燥機はいらない?持たない暮らしの判断基準とおすすめ
いかがでしたか? この記事では、ミニマリストの乾燥機の必要性について、所有するメリットとデメリット、コインランドリーとの比較など、多角的な視点から解説しました。
最終的に「所有する」か「手放す」かは、あなたのライフスタイルや価値観によります。
この記事を参考に、時間や空間、コストといった要素を天秤にかけ、ご自身にとって最適なミニマリストの乾燥機との付き合い方を見つけていただければ幸いです。
- ミニマリストにとって乾燥機は時間と手間を削減する有効な手段となり得る
- 空間や身軽さを重視するなら「乾燥機なし」、時間を重視するなら「乾燥機あり」が基本
- 乾燥機なしの生活はコインランドリー活用が中心となり所有物を減らせるメリットがある
- ランニングコストで比較すると自宅乾燥機はコインランドリーより圧倒的に安価
- 長期的に見れば2年前後で小型乾燥機の本体価格をペイできる可能性がある
- ミニマリストの乾燥機選びはサイズ・デザイン・機能のシンプルさが重要
- 省エネ性能が高いヒートポンプ式や静音性の高いモデルがおすすめ
- 小型衣類乾燥機Binyは工事不要でコンパクトながら3kgの大容量を実現
- Binyは省エネ性能が高くシンプルな操作性でミニマリストのニーズに合致
- 乾燥機付き洗濯機は乾燥容量が少ない、時間がかかるなどのデメリットも存在する
- コインランドリーのダニは洗濯だけでは不十分だが高温乾燥でほぼ死滅させられる
- ウールやシルク、装飾付きの衣類など乾燥機が使えない素材には注意が必要
- おすすめモデルは省スペース派なら小型乾燥機、徹底時短派ならコンパクトドラム式
- 自分のライフスタイルで何を最も優先するかを考えることが最適な選択に繋がる
- まずは小型乾燥機から導入し生活の変化を見てみるのも一つの方法
※ご紹介しているモデルの仕様や価格は変更される可能性があります。詳細は各メーカーの公式サイトをご確認ください。