おしゃれで手頃な価格が魅力のシロカ(siroca)の電子レンジ(オーブンレンジ)。購入を検討する方は多いのではないでしょうか。
しかし、「耐久性は大丈夫?」「本当に良い製品?」と不安を感じる方もいるかもしれません。
この記事では、シロカの電子レンジは壊れやすいのか?という疑問に焦点を当て、寿命や口コミ、各モデルの詳細をわかりやすくまとめました。
また、シロカというメーカーの信頼性やどこの国の商品なのか、壊れやすいメーカーや長持ちしやすいメーカーについても深堀りしています。
- シロカの電子レンジは壊れやすい真相
- 口コミと各モデルのメリット・デメリット
- 他社製品との比較・シロカの立ち位置
- 長く愛用するポイントと保証・修理体制
シロカの電子レンジは壊れやすいって本当?購入前の不安を解消
- シロカの電子レンジは壊れやすい?
- 寿命・耐久性は何年くらい?
- どこの国の製品?基本情報をチェック
- 気になるシロカの電子レンジの口コミと評判
シロカの電子レンジは壊れやすい?
結論から言うと、シロカの電子レンジが他のメーカーと比べて壊れやすいとは断定できません。
むしろ、価格を考えると良い品質の製品が多いと言えます。
引用画像:siroca公式サイトより
確かに、SNSやレビューサイトでは、「購入後すぐに動かなくなった」「温まり方がおかしい」などのネガティブな口コミも存在しました。
しかし、年間数万台以上を販売する人気家電メーカーの場合、どの企業でも一定の割合で発生する事象と言えます。
重要なのは、故障の発生率が異常に高いかどうかですが、それを裏付けるデータは見つかりませんでした。
また、ネガティブな口コミだけでなく、「価格を考えれば十分すぎる品質」「もう5年以上も愛用している」などの肯定的な評価も数多くあります。
壊れやすいというイメージはどこから?
シロカは、多機能・高性能の大手メーカーとは異なり、「暮らしに馴染むデザイン」と「本当に必要な機能」をリーズナブルな価格で提供しています。
最高級の部品やナンバーワンの機能性というよりは、基本的な性能を確実に満たすという思想で設計されています。
そのため、こうした戦略が、「安かろう悪かろう」というイメージに繋がりやすいのかもしれません。
寿命・耐久性は何年くらい?
実際のユーザーの口コミを総合すると、シロカの電子レンジの寿命は、およそ5年〜7年程度が一つの目安と考えられます。
もちろん、これは使い方次第で短くも長くもなります。
引用画像:siroca公式サイトより
補聴部品の保有期間から予測する寿命
他の目安として、電子レンジの寿命を考える上で知っておきたいのは、補聴部品の保有期間です。
これは、製品の性能を維持するために必要な部品を、メーカーが保有しておかなくてはいけない期間を指します。
電子レンジの場合は、製造打ち切り後8年間とされています。
つまり、メーカーは少なくとも8年間は修理対応ができる体制を整えている、ということも耐久性の目安になります。
マグネトロンの寿命
また、電子レンジの物理的な寿命に大きく関わるのが、マイクロ波を発生させる心臓部「マグネトロン」です。
この部品の平均的な寿命が約2,000時間と言われています。
仮に1日に5分間使用すると仮定すると、計算上は24,000日、つまり65年以上も持つことになりますが、これはあくまで理論値。
実際には、マグネトロン以外の電子部品(コンデンサや基盤)の劣化、ドアの開閉部分の摩耗なども考慮する必要があります。
価格帯を考慮すれば十分な耐久性
電子レンジは、以下のポイントを意識することで、製品をより長く愛用できる可能性が高まります。
- 空焚きを絶対にしない
- 過度な連続使用を避ける
- 庫内の清掃を徹底する
- ドアの開閉を丁寧に行う
シロカの製品は、シンプルな構造のモデルが多いため、複雑な機能を持つ高価格帯の製品に比べて、故障のリスクが少ないという側面もあります。
どこの国の製品?基本情報をチェック
「siroca(シロカ)」というブランド名から、海外メーカーをイメージする方もいるかもしれませんが、シロカは2000年に設立された日本の企業です。
引用画像:siroca公式サイトより
本社は東京の千代田区にあり、企画・開発・デザインを日本国内で行い、製造は主に中国の提携工場に委託する「ファブレスメーカー」です。
自社で生産工場(fab)を持たない(less)企業のこと。製品の企画・設計・開発に特化し、生産は外部の協力工場に委託します。工場維持のコストを削減し、製品開発やマーケティングに経営資源を集中できるメリットがあります。Apple社などが代表的なファブレスメーカーです。
中国で製造しているとはいえ、品質管理は日本の基準で行われているため、品質や安全性について過度に心配する必要はないと言えます。
会社名 | シロカ株式会社(siroca inc.) |
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本社所在地 | 東京都千代田区神田神保町2丁目4番地 東京建物神保町ビル5階 |
設立 | 2000年10月 |
事業内容 | 各種家電製品の企画、開発、製造、販売及び輸出入 |
特徴 | 日本で企画・開発を行い、生産を海外工場に委託するファブレスメーカー |
気になるシロカの電子レンジの口コミと評判
ではここからは、シロカが展開する主要な電子レンジ・オーブンレンジ4機種について、それぞれの特徴と口コミ・評判をお伝えします。
電子レンジSX-18D231の特徴と口コミ
機能を「温め」に特化した、シンプルさが魅力の単機能電子レンジです。
引用画像:siroca公式サイトより
フラットな庫内で掃除がしやすく、18Lという一人暮らしに最適なサイズ感が特徴です。
製品名 | 電子レンジ SX-18D231 |
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電源 | 交流 100V・50/60Hz |
消費電力 | 1350W |
外形寸法(約) | 幅45.8×奥行35.0×高さ28.2cm |
加熱室有効寸法(約) | 幅29.5×奥行32.4×高さ18.1cm |
本体重量(約) | 9.0kg |
コード長(約) | 1.5m |
庫内容量(約) | 18L |
レンジ出力 | 900W, 600W, 500W, 200W相当, 100W相当 |
庫内構造 | フラット式 |
センサー | 湿度センサー |
自動メニュー数 | 12 |
良い口コミ
「操作がダイヤル式で直感的。とにかくシンプルで使いやすい」
「温め専用と割り切れば、この価格でこのデザインは素晴らしい」
「フラットテーブルなので、コンビニ弁当もそのまま入るし掃除が楽」
気になる口コミ
「温めに少しムラがあるように感じる時がある」
「本体が軽いので、ドアを開ける時に少し動いてしまう」
「ブーンという動作音が少し大きいかもしれない」
オーブンレンジ SX-20G251の特徴と口コミ
レンジ機能に加え、グリル・オーブン機能を搭載したベーシックなオーブンレンジです。
引用画像:siroca公式サイトより
20Lとコンパクトながら、トーストやお菓子作りなど、料理の幅を広げたい方に向いています。
製品名 | オーブンレンジ SX-20G251 ブラック(K) |
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電源 | 交流100 V、50/60 Hz共用 |
本体重量(約) | 14.6 kg (付属品含まず) |
庫内容量(約) | 20 L |
コード長(約) | 1.5 m |
レンジ消費電力 | 1380 W |
高周波出力 | 900 W, 600 W, 500 W, 200 W相当, 100 W相当 |
発振周波数 | 2450 MHz |
グリル消費電力 | 1370 W |
オーブン消費電力 | 1370 W |
温度調節範囲 | 発酵(30~65℃), 100~250℃ (30~65℃は5℃単位, 100~250℃は10℃単位で設定可能) |
庫内構造 | フラット式 |
センサー | 湿度センサー、温度センサー |
自動メニュー数 | 34種類 |
外形寸法(約) | 幅44.0cm × 奥行37.9cm (ドアハンドル含む 42.5cm) × 高さ32.7cm |
良い口コミ
「最低限のオーブン機能が付いてこの価格はコスパが良い」
「デザインがすっきりしていて、キッチンがおしゃれに見える」
「トーストも焼けるので、トースターを置くスペースが節約できた」
気になる口コミ
「オーブンの予熱に少し時間がかかる印象」
「本格的なオーブン料理にはパワー不足を感じるかもしれない」
「メニューボタンが英語表記なので、慣れるまで少し戸惑った」
おりょうりレンジ ぱりジュワッSX-23G151の特徴と口コミ
シロカの独自技術「2ヒート皿」を搭載し、裏返さずに両面焼き調理ができる高機能モデルです。
引用画像:siroca公式サイトより
「ぱりジュワッ」の名の通り、外はパリッと、中はジューシーな仕上がりを実現します。
商品名 | おりょうりレンジ ぱりジュワッ SX-23G151 |
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電源 | 交流100 V、50/60 Hz共用 |
本体重量(約) | 15.0 kg (付属品含まず) |
庫内容量(約) | 23 L |
コード長(約) | 1.5 m |
レンジ消費電力 | 1400 W |
高周波出力 | 1000W, 600W, 500W, 200W相当, 100W相当 |
発振周波数 | 2450 MHz |
グリル消費電力 | 1420 W |
オーブン消費電力 | 1420 W |
温度調節範囲 | 発酵 (30~65℃)、100~250℃ (30~65℃は5℃単位、100~250℃は10℃単位で設定可能) |
庫内構造 | フラット式 |
センサー | 湿度センサー(レンジ)、温度センサー(オーブン、グリル) |
自動メニュー数 | 79 |
外形寸法(約) | 幅46.8cm × 奥行38.4cm (ドアハンドル含む 42.9cm) × 高さ33.8cm |
加熱室有効寸法(約) | 幅37.4cm × 奥行31.0cm × 高さ18.0cm |
良い口コミ
「揚げ物の温め直しが本当にサクサクになる。実力は本物」
「自動メニューが豊富で、料理のレパートリーが増えた」
「解凍から焼き上げまでおまかせできるのが本当に便利」
気になる口コミ
「2ヒート皿が少し重く、洗うのが少し手間に感じる」
「機能が豊富な分、操作が少し複雑に感じる人もいるかも」
「他のモデルに比べて価格が少し高め」
おりょうりレンジ SX-23D151/SX-23D152の特徴と口コミ
オーブン機能はないものの、湿度センサーを搭載し、ごはんやおかずの自動あたために強い単機能レンジです。
引用画像:siroca公式サイトより
ミラーガラス扉のデザイン性の高さも人気の理由です。
項目 | 仕様 |
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種別 | 電子レンジ |
シリーズ | おりょうりレンジシリーズ |
消費電力 | 1400 W |
高周波出力 | 1000W, 600W, 500W, 200W相当, 100W相当 |
庫内容量 | 約23 L |
センサー | 湿度センサー |
自動メニュー数 | 54 |
良い口コミ
「湿度センサーのおかげで、ラップなしでもごはんがふっくら温まる」
「ミラーデザインがとにかくおしゃれ。使わない時も美しい」
「庫内が23Lと広く、大きめのお皿も余裕で入るのが良い」
気になる口コミ
「ミラーガラスなので指紋が目立ちやすい」
「温めている最中は庫内が全く見えないのが少し不便」
「オーブン機能がないのに、価格が少し高く感じる」
他社比較でわかるシロカの電子レンジが壊れやすいという噂の真相
- 壊れやすいと言われるメーカーの理由
- 長持ちすると言われるメーカーの製品の特徴
- すぐ壊れる電子レンジに共通する使い方
- 購入後のシロカの修理・保証体制はどうなってる?
壊れやすいと言われるメーカーの理由
ここでは、一般的に壊れやすいと噂されるメーカーの口コミとシロカ製品を比較してみます。
ただし、これはあくまで一部のユーザーの声を集めたものであり、全ての製品に当てはまるわけではない点にご留意ください。
山善(YAMAZEN)
手頃な価格帯が魅力のメーカーです。
口コミの中には「電源が入らなくなった」「温まり方が弱い」といった、基本的な動作に関する不具合のレビューが見つかりました。
ツインバード(TWINBIRD)
デザイン性の高い製品を多く展開しています。
ただし、一部のモデルでは「使用しているうちに庫内が変色した」「温めムラがひどい」といった品質に関する声が見つかりました。
ハイアール(Haier)
中国の大手家電メーカーで、非常に安価な製品が特徴です。
「ジェネリック家電」とも呼ばれ、価格を最優先する分、耐久性や細部の作り込みで不具合が出やすいというレビューが見つかりました。
長持ちするメーカーの製品と何が違う?
一方で、耐久性に定評のある「長持ちするメーカー」の製品とシロカでは、どのような違いがあるのでしょうか。
パナソニック(Panasonic)
高い技術力と信頼性で知られ、故障率の低さには定評があります。高性能なセンサーや多彩な調理機能を搭載した高価格帯モデルが人気です。
シロカとの違いは、長年の研究開発で培われた基幹部品(マグネトロン等)の信頼性や独自のセンサー技術にあり、その分、全体的に価格は高めと言えます。
日立(HITACHI)
「重量センサー」による高精度な加熱や、過熱水蒸気を使ったヘルシー調理機能などが特徴です。
堅牢な作りで「壊れにくい」という評価が多いメーカーです。独自のセンサー技術による調理の正確さや、筐体の作り込みに違いが見られます。
シロカが湿度センサー中心なのに対し、日立はより多角的なセンサーを搭載しています。
シャープ(SHARP)
「ウォーターオーブン ヘルシオ」が有名で、過熱水蒸気技術に強みを持ちます。全体的に安定した品質で、7〜10年程度の寿命が期待できるとされています。
「ヘルシオ」のような、他社にはない強力な独自技術をブランドの軸に据えている点が特徴です。シロカは「ぱりジュワッ」など、特定の調理体験に特化するアプローチで違いを見せています。
シロカ(siroca)
長持ちすると評価されるメーカーは、やはり長年の技術蓄積があり、価格が高くても信頼性や付加価値の高い機能を求める層をターゲットにしています。
対してシロカは、ターゲット層を絞り、デザインや特定の利便性に特化することで、手頃な価格帯で独自の価値を提供していると言えるでしょう。
引用画像:siroca公式サイトより
すぐ壊れる電子レンジに共通する使い方
電子レンジがすぐ壊れる場合、製品自体の問題だけでなく、使い方に原因があるケースも少なくありません。
以下の点は、メーカーを問わず故障のリスクを高めるため、注意が必要です。
食品カスや油汚れの放置
庫内の汚れを放置すると、マイクロ波が汚れに集中して火花が散ったり、センサーが誤作動を起こしたりする原因になります。
アルミホイルや金属製の食器の使用
金属はマイクロ波を反射し、火花(スパーク)を発生させます。これが続くと、電子レンジ内部の部品を損傷させる可能性があります。
定格時間を超える長時間の連続使用
特に解凍などで長時間使用した後は、内部の部品が高温になっています。少し時間を置いてから次の調理に移るなど、本体を休ませる時間を作りましょう[49]。
不安定な場所への設置
ぐらつく場所や、他の機器の上など、振動や熱がこもりやすい場所への設置は故障の原因となります。壁から適切な距離を離して設置することも重要です。
飲み物などの液体を吹きこぼしたままにする
液体が内部の電子部品にかかると、ショートや故障の直接的な原因になります。
購入後のシロカの修理・保証体制はどうなってる?
どんなに気をつけて使っていても、家電製品に故障はつきものです。
万が一、シロカの電子レンジが故障してしまった場合のサポート体制について確認しておきましょう。
引用画像:siroca公式サイトより
シロカ製品のメーカー保証期間は、購入日から1年間です(一部製品は6ヶ月)。
保証期間内に、取扱説明書に従った正常な使用状態で故障した場合は、無料で修理してもらえます。
シロカの修理・サポートの流れ
- サポートセンターへ連絡
まずは電話またはウェブサイトの問い合わせフォームから、製品の状態を連絡します。製品の型番や購入日、故障状況を伝えるとスムーズです。
- 製品の送付
シロカでは出張修理は行っていないため、製品を修理センターへ送付する必要があります。梱包は自分で行う必要があります。
- 修理・返送
修理センターに製品が到着後、約2週間で修理が完了し、返送されます。保証期間外の場合は、修理前に見積もり金額の連絡があります。
保証期間が過ぎた場合の修理代金については、公式サイトに目安が記載されている場合があります。
例えば、電子レンジの「温まらない」という症状の場合、修理代金の目安は9,000円〜15,000円程度とされています(2025年10月時点)
購入店の延長保証サービスなどに加入しておくと、さらに安心かもしれません。
まとめ:シロカ(siroca)の電子レンジは壊れやすい?寿命とリアルな評判を解説
いかがでしたか?「シロカの電子レンジは壊れやすい」という噂の真相について、口コミや他社製品との比較を通じて詳しく解説してきました。
実際には、価格とデザイン、機能性のバランスが取れた製品であり、適切な使い方とメンテナンスを心がければ、長く愛用できることがおわかりいただけたかと思います。
シロカの電子レンジが壊れやすいかどうかは、使い方次第で大きく変わります。ぜひこの記事を参考に、納得のいく製品選びをしてください。
- 「シロカの電子レンジが壊れやすい」という噂は一概に正しいとは言えない
- 価格とデザイン、機能のバランスが取れた製品と評価するのが適切である
- 一部に故障の口コミはあるが、どのメーカーにも存在するレベルの件数である
- 肯定的な口コミも多く、特にデザインやシンプルさを評価する声が目立つ
- シロカは日本のファブレスメーカーであり、品質管理も日本基準で行われている
- メーカーとしての信頼性は、大手企業との取引実績からも確認することができる
- 一般的な電子レンジの寿命は約8年〜12年とされている
- シロカ製品の実際の寿命は使い方次第だが5年〜7年が一つの目安となる
- 単機能モデルから高機能オーブンレンジまでラインナップは幅広い
- SX-18D231はシンプルさを追求した一人暮らし向けのモデルである
- SX-23G151は「ぱりジュワッ」を実現する独自技術が魅力の高機能モデルだ
- 長持ちするメーカーは価格が高く、シロカはターゲット層を絞り価値を提供している
- 電子レンジがすぐ壊れる原因は汚れの放置や金属の使用など使い方にもある
- シロカの保証期間は1年間で、故障時は製品を送付して修理を依頼する
- シロカの電子レンジは、デザイン性を重視し、割り切った使い方をする人におすすめ
※ご紹介しているモデルの仕様や価格は変更される可能性があります。詳細は各メーカーの公式サイトをご確認ください。