一人暮らしにホットプレートはいらない？いる？必要な人の特徴とコスパ解説

一人暮らしでホットプレートを購入するかどうか、迷っている方は多いのではないでしょうか。便利に思う反面、本当に必要なのか不安になりますよね。

この記事では、一人暮らしでホットプレートがいる人・いらない人の特徴を解説し、電気代などのコスパ面、おすすめの代替案についてもまとめています。

結論から言うと、一人暮らしにホットプレートが必要かどうかは、料理の頻度、友人を招く機会、収納スペースの3つの要素で判断できます。

一人暮らしにおすすめのホットプレートや購入前に知っておきたいポイントもお伝えします。

＞＞一人暮らしにおすすめホットプレート３選

一人暮らしでホットプレートはいらない？必要な人の特徴を解説

いらない？いる？の判断基準

ホットプレートが必要かどうかを判断する際は、以下の3つの基準で考えるのがおすすめです。

料理の頻度と種類

週に3回以上自炊をする、焼き肉やお好み焼きなどのホットプレート料理を月1回以上は作りたい、という方は購入を検討する価値があります。

逆に外食中心で自炊をほとんどしない場合、ホットプレートは使われずに収納の邪魔になる可能性が高いと言えます。

友人を招く機会の多さ

月に1回以上友人を自宅に招いてホームパーティーを開く人にとって、ホットプレートは大変便利な調理器具になります。

みんなでテーブルを囲んで、たこ焼きパーティーや焼き肉などを楽しめるからです。友人を招く予定がある場合は、購入しておいて損のない家電と言えます。

収納スペースの有無

一人暮らしの狭いキッチンでは、ホットプレートを置く場所と収納場所の両方を確保する必要があります。

25平方メートル以下のワンルームや1Kの場合、収納スペースが限られているため慎重に検討したほうが良いかもしれません。

これら3つの基準すべてに当てはまる場合のみ、ホットプレートの購入をおすすめします。

「ホットプレートはいらない」と言われる理由

ネット上では「一人暮らしにホットプレートはいらない」という声があります。これはどうしてなのでしょうか。主な理由を見ていきましょう。

置き場所に困るからいらない

最大の理由は、収納スペースの問題です。ホットプレートは幅40センチ、奥行き30センチ程度のサイズがあり、一人暮らしの狭いキッチンでは置き場所に困ります。

使用後も毎回片付ける必要があり、収納棚に入らない場合は常に出しっぱなしになってしまいます。

限られたスペースを有効活用したい方にとっては、「いらない家電」と言えるようです。

結局使わないからいらない

次の理由は、使用頻度の低さです。一人分の食事を作る場合、フライパンや鍋で十分対応できるため、ホットプレートの出番は限られます。

購入した直後は新鮮味もあって使用するものの、数か月後には月1回も使わなくなるケースがあり、「買って損をした」と考える人もいるようです。

コスパが悪いからいらない

品質の良いホットプレートは、1万円から3万円程度の価格帯です。そのため、一人暮らしの家電予算としては決して安くありません。

使用頻度が低い調理器具に投資をするよりも、他の生活必需品や娯楽費に予算を回した方が良いと考える人もいます。

必要な人（いる人）の特徴

一方で、「一人暮らしにホットプレートは必要」「買ってよかった」と考える一人暮らしの人もたくさんいます。

料理好きで新しいレシピに挑戦したい人

ホットプレートがあると、お好み焼き、焼きそば、ホットケーキ、チヂミなど料理のバリエーションが大幅に増えます。

週末に時間をかけて料理を楽しみたい人やインスタグラムに料理写真を投稿したい人にとって、ホットプレート料理は魅力的な調理家電になります。

友人を頻繁に招く社交的な人

例えば、月2回以上ホームパーティーを開く、友達がよく泊まりにくるという人の場合、ホットプレートは大活躍します。

たこ焼きパーティーや焼き肉パーティーなど、みんなで楽しめる料理を手軽に作れるからです。準備も片付けも簡単なので、ホスト側の負担を軽くもできます。

安全性を重視する人

ガスコンロに不安を感じる人や、火を使わずに調理したい人にとって、電気式のホットプレートは安心して使える調理器具です。

温度調節も簡単で料理初心者でも失敗しにくい特徴があります。収納スペースに余裕がある広めの部屋に住んでいる人なら、ホットプレートのメリットを十分に活用できるでしょう。

電気代は1時間いくら？コスト面の検証

ホットプレートの電気代は、消費電力と使用時間によって決まります。

一般的なホットプレートの消費電力は1200W～1400Wで、1時間の最大火力使用時の電気代は約32円～38円程度です。

具体的な計算方法は「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×電力単価(円/kWh)」で求められます。

電力単価を27円/kWhとして計算すると、1300Wのホットプレートを1時間使用した場合の電気代は35.1円になります。

ただし、実際の使用では最大火力を常に使い続けるわけではありません。

温度設定によって消費電力は大きく変わり、保温時は約75W、弱火(140℃)は約150W、強火(250℃)は1200W～1400Wとなります。

月に数回使用なら経済的

一人暮らしで月に数回使用する程度であれば、月間の電気代は数百円程度に収まります。

焼き肉やお好み焼きを1回作る際の電気代は10円～20円程度なので、外食と比較すれば十分に節約効果があると言えます。

コンパクトな一人用ホットプレートの場合は、さらに経済的になります。

ホットプレートとIHどっちが安い？省エネ性能を比較

ホットプレートとIHクッキングヒーターの電気代を比較すると、消費電力はほぼ同等です。中火(700W)で10分使用した場合、どちらも約5円程度の電気代がかかります。

省エネを求めるならIH式のホットプレートがおすすめ

省エネ性能を考える場合は、IH式のホットプレートがおすすめです。IH式は電磁波でプレートを直接加熱するため、熱効率が良く、設定温度まで到達する時間が短縮されます。

電気ヒーター式がヒーターを温めてからプレートに熱を伝える二段階の加熱なのに対し、IH式はプレート自体が発熱するため無駄が少ないです。

温度調節の精度もIH式の方が優秀です。細かい火力調整が可能なため、必要以上の電力を消費せずに済みます。

予熱時間の短縮と合わせて、トータルの電気代はIH式の方が安くなる傾向があります。

賢い選び方

ただし、IH式ホットプレートは本体価格が電気ヒーター式より高めに設定されています。

一人暮らしで頻繁に使用する予定がある方はIH式、たまに使う程度であれば電気ヒーター式を選ぶのが賢明でしょう。

一人暮らしでホットプレート毎日使う人の特徴

「自分はホットプレートを頻繁に使うかわからない」という方もいるかもしれません。

そんな方のために、毎日ホットプレートを使う一人暮らしの方の特徴をチェックしていきましょう。

料理への情熱が高い

ホットプレートは、一人暮らしで料理好きな人に向いている調理家電でもあります。

例えば、フライパンや鍋だけでは物足りず、焼く・蒸す・煮るといった多様な調理法を日常的に楽しみたい、Instagram等のSNSに料理写真を投稿する習慣があるなど、見栄えの良い料理を頻繁に作る人は使用頻度が高くなります。

健康志向が強い

ホットプレートは、野菜をたっぷり使った蒸し料理や油を使わない焼き料理を手軽に作れる調理器具です。そのため、健康志向が強い場合も活躍する頻度が高いです。

特に無水調理機能付きのホットプレートを選ぶ方は、栄養価の高い料理を日常的に作っています。

時短を重視・忙しい・狭い環境

ホットプレートの料理は、材料を切ってプレートに並べるだけで調理が完了するため、帰宅後の疲れた状態でも手軽に温かい食事を用意できます。

また、キッチンが狭い環境に住んでいる場合も、ホットプレート1台でフライパンと鍋の役割を兼用できます。

保管場所は必要ですが、コンロが1口しかない物件では、特に重宝する調理器具です。

一人暮らしにおすすめのホットプレート3選

一人暮らしに最適なホットプレートを3つご紹介します。

アイリスオーヤマ（IRIS OHYAMA）

アイリスオーヤマ「IHP-C320-B」は、コストパフォーマンスに優れた一人用ホットプレートです。

手頃な価格でありながら、230℃まで上がる高火力と温度調節機能を搭載しています。コンパクトサイズで収納場所を取らず、学生や新社会人にもおすすめです。

山善（YAMAZEN）

山善「YHL-S100」は、丸型デザインが特徴的な一人用モデルです。

1000Wの適度な火力で、フッ素コーティング加工により焦げ付きにくく、お手入れが簡単です。自立する蓋とガラス蓋が付属し、蒸し料理にも対応できる多機能性が魅力です。

象印（ZOUJIRUSHI）

象印「デイリーコンパクトプレート EJ-DE30」は、毎日使いを想定した高機能モデルです。

深なべ、平面プレート、たこ焼きプレートの3枚が付属し、無水調理機能も搭載しています。出しっぱなしでも気にならないスタイリッシュなデザインで、キッチンのインテリアとしても優秀です。

一人暮らしのホットプレート料理とおすすめの選び方

一人暮らしにおすすめのホットプレート料理

一人暮らしでホットプレートを最大限活用するには、日常的に作りやすい料理を覚えることがおすすめです。

おすすめの朝食メニュー

朝食メニューとしてホットケーキやフレンチトーストが手軽に作れます。

休日の朝にゆっくりと焼き上げる時間は、一人暮らしの贅沢な時間になるでしょう。目玉焼きとベーコンを同時に調理できるため、フライパンを複数使わずに済みます。

おすすめの夕食メニュー

夕食では野菜炒めや焼きそばが定番メニューです。

大きなプレート面を活用して、キャベツ、もやし、人参などの野菜をたっぷり使った栄養バランスの良い料理が作れます。一人分でも野菜不足を解消しやすくなります。

週末特別メニュー

週末の特別メニューとしてお好み焼きやチヂミもおすすめです。

材料を混ぜてプレートに流すだけの簡単調理で、外食気分を味わえます。冷蔵庫の余り野菜を活用できるため、食材の無駄も減らせるでしょう。

その他おすすめメニュー

蒸し料理も意外に便利です。蓋を使って野菜や魚を蒸すと、油を使わないヘルシーな料理が完成します。一人暮らしの健康管理にも役立つ調理法です。

作り置き料理にも活用できます。大きなプレートで一度に多めの量を調理し、小分けして冷凍保存すれば平日の食事準備が楽になります。

＞＞一人暮らしにおすすめホットプレート３選

焼肉がまずいと言われる理由は？

「ホットプレートで焼肉を調理するとまずい」と言われるのはなぜなのでしょうか。その原因は、主に温度管理と肉の選び方にあります。

温度が低い場合

温度が低すぎると、肉の表面が焼けずに旨味が逃げてしまいます。ホットプレートは予熱に時間がかかるため、調理開始前に十分な予熱時間を確保しましょう。

200℃以上の高温設定で5分以上予熱すると、肉の表面がしっかりと焼けて美味しく仕上がります。

肉の厚さ・質の問題

肉の厚さも重要なポイントです。薄すぎる肉は火が通りすぎてパサパサになりがちです。厚さ5mm以上の肉を選び、焼きすぎないように注意しましょう。

肉の質も味に影響します。安価な肉は脂身が少なく、ホットプレートでは美味しく焼けない場合があります。多少値段が高くても、適度な脂身のある肉を選ぶと満足度が向上します。

油の使い方と調理の仕方

油の使い方も味に大きく影響します。プレートに薄く油を敷くことで、肉がくっつかずに綺麗に焼けます。ただし、油を敷きすぎると煙が出やすくなるため適量を心がけてください。

また、調理中の肉の扱い方にも注意が必要です。頻繁にひっくり返すと肉汁が逃げてしまうため、片面をしっかり焼いてから裏返すようにしましょう。

たこ焼き機能はいらない？必要性を検証

一人暮らしでホットプレートの「たこ焼き機能」は本当に必要なのでしょうか。

結論としては、友人を招く機会が多い方にはたこ焼き機能付きをおすすめしますが、一人で使うことが多い方には平面プレートのみで十分です。

たこ焼きプレート付きのホットプレートは、月に1回以上友人を招く機会がある方には価値のある機能と言えます。

しかし、一人でたこ焼きを作る機会は限られています。一人分のたこ焼きを作るには量が多すぎて、食べきれずに余ってしまうケースが多いです。

そのため、友人を招く機会が多い場合は「たこ焼き機能付き」を買っても良いですが、そうでない場合は、通常のホットプレートを選んでも問題はないと言えます。

ホットプレートだけで生活は可能？

「ホットプレート1台だけで生活することは可能？」と考える人もいるはずです。

結論を言うと、工夫次第では可能ですが、実用性には限界があります。

ホットプレートで調理できる料理の種類は意外に豊富です。焼く、炒める、蒸すといった基本的な調理法はすべて対応できます。

野菜炒め、焼き魚、蒸し野菜、パンケーキなど、栄養バランスを考えた食事も十分に作れるでしょう。

汁物の調理には限界がある

しかし、汁物の調理には限界があります。味噌汁やスープを作ることは困難で、水分の多い煮物も作りにくいのが現実です。

深なべタイプのホットプレートであれば多少改善されますが、通常の鍋と比べると使い勝手は劣ります。

その他の懸念点

米を炊くことも可能ですが、炊飯器と比べて時間がかかり、失敗するリスクも高くなります。毎日の主食として米を食べる方には不便です。

電気代の面でも課題があります。ホットプレートは消費電力が高いため、毎日連続使用すると電気代が高額になる可能性があります。

洗い物の手間も考慮が必要です。大きなプレートを毎回洗うのは、一人暮らしの小さなシンクでは負担になります。

収納問題の解決策

一人暮らしの狭いキッチンでホットプレートを収納する工夫をご紹介します。

縦置きで収納する

縦置き収納が最も効果的な解決策です。ホットプレートを立てて収納できるスタンドを活用すると、収納スペースを大幅に節約できます。冷蔵庫と壁の隙間や、シンク下の空きスペースを有効活用しましょう。

キッチンワゴンを活用する

キャスター付きのワゴンにホットプレートを収納すれば、使用時だけリビングに移動させることができます。普段はキッチンの隅に置いておき、必要な時だけ取り出す使い方が可能です。

ベッド下に収納する

使用頻度が低い場合は、ベッド下の収納ボックスに入れておく方法もあります。ただし、湿気対策として除湿剤を一緒に入れることをおすすめします。

コンパクトモデルを選ぶ

コンパクトなモデルを購入することも重要です。

一人用の小型ホットプレートなら、食器棚の空きスペースにも収納できます。機能を最小限に絞ることで、収納問題を根本的に解決できるでしょう。

ホットプレートの代替案とコンパクト調理器具

ここでは、ホットプレートの代わりになる調理器具をご紹介します。

卓上IHクッキングヒーター

卓上IHクッキングヒーターは優秀な選択肢です。様々な鍋やフライパンが使用でき、ホットプレートよりも調理の幅が広がります。

一人暮らしのコンロが1口しかない場合、2口目として活用できる利便性もあります。「YAMAZEN」「IRIS OHYAMA」など、コストパフォーマンスが高い商品も多いです。

マルチクッカー

マルチクッカーという選択肢もあります。1台で炊飯、煮込み、蒸し、焼きなど多様な調理法に対応できる万能調理器具です。

ホットプレートよりも機能が豊富で、一人暮らしの調理を総合的にサポートしてくれます。「recolte（レコルト）」のマルチクッカーは、おしゃれなデザインで人気の商品です。

カセットコンロ

カセットコンロとグリルプレートの組み合わせも実用的です。カセットコンロは災害時にも役立ち、グリルプレートと組み合わせればホットプレート料理も楽しめます。

「IWATANI（イワタニ」のカセットコンロは定番ですが、使い勝手も耐久性高くおすすめです。

まとめ：一人暮らしにホットプレートはいらない？いる？必要な人の特徴とコスパ解説

いかがでしたか？一人暮らしでホットプレートがいらないかどうかは、料理の頻度、友人を招く機会、収納スペースの3つの要素で判断することが大切です。

収納場所に困る、使用頻度が低い、コストパフォーマンスが悪いという理由から一人暮らしにホットプレートはいらないと考える方も多いですが、料理好きで友人を頻繁に招く方には重宝される調理器具です。

購入前にご自身のライフスタイルをよく検討してみてください。

＞＞一人暮らしにおすすめホットプレート３選