「クリーニング済でも気持ち悪い。。。」
「中古洗濯機の相場は?」
「リサイクルショップでの選び方が知りたい」
リーズナブルな価格が魅力的な中古の洗濯機。しかし、「中古は本当に大丈夫なのか?」と不安を感じる方は多いはずです。
この記事では、洗濯機の中古はやめたほうがいいと言われる理由を解説し、中古のデメリットや注意点、クリーニング済みやリサイクルショップの実態をわかりやすくお伝えします。
また、中古相場や寿命、失敗しない選び方、中古に負けないリーズナブルな新品洗濯機もまとめています。
結論としては、中古洗濯機には見えないリスクやデメリットが多く、選び方を間違えると後悔する可能性が高いです。
そのため、お得に洗濯機を購入したい場合は、リーズナブルな新品洗濯機やレンタルを視野に入れるのがおすすめです。
中古を購入する場合は、信頼できるショップで高年式のモデルを選ぶことが大切です。
-
中古洗濯機はやめたほうがいい理由
-
寿命や故障リスク、衛生面、保証の不安
-
新品や高年式の中古、レンタルと比較
-
中古洗濯機の選び方や失敗しないポイント
洗濯機の中古はやめたほうがいい理由とデメリットを徹底解説
- やめたほうがいいと言われる理由
- クリーニング済でも安心できない?
- セカンドストリートやリサイクルショップの実態
- 中古洗濯機の相場と新品との価格差
- 気持ち悪いと感じる人が多い理由
- 中古ドラム式洗濯機のリスクと注意点
- 洗濯機を中古で買うデメリット
- 風水でも中古洗濯機は買わないほうがいい?
やめたほうがいいと言われる理由|デメリット
中古の洗濯機は新品に比べて価格が安く、手軽に購入できる点が魅力です。しかし「やめたほうがいい」と言われることが多いのも事実です。
ここでは、その理由や明確なデメリットを見ていきましょう。
部品劣化の可能性と故障リスクが高い
中古洗濯機は、すでに誰かが使っているため、内部の部品やモーターなどが劣化している可能性が高いです。
新品と比べて寿命が短く、購入後すぐに故障するリスクもあります。特に洗濯機は毎日使う家電なので、消耗が激しい傾向があります。
保証が切れている場合が多い
中古品は、メーカー保証が切れている場合も多いです。
新品であれば、1年から5年程度の保証が付いていますが、中古品は保証がないか、リサイクルショップ独自の短期間保証のみとなることが多いです。
保証がない場合、購入後に故障しても修理費用が全額自己負担となり、結果的に高くつくこともあります。
衛生面で不安がある
衛生面も大きな懸念点です。洗濯機は衣類やタオルなど肌に直接触れるものを洗うため、内部にカビや汚れが残っていると健康被害につながる恐れがあります。
特に分解洗浄がされていない中古品は、見た目がきれいでも内部に汚れが蓄積していることがあります。
カビや細菌が繁殖していると、洗濯物に臭いが移ったり、アレルギーや皮膚トラブルの原因になることもあります。
搬送や設置で手間がかかる
新品の洗濯機の場合は、設置サービスが付いていることが多いですが、中古品は自分で運ぶ必要があったり、設置費用が別途かかる場合があります。
重い洗濯機を自力で運ぶのは、非常に大変です。また、設置に失敗すると水漏れや故障の原因にもなります。
クリーニング済でも安心できない?
中古洗濯機の中には、「クリーニング済」と表示されているものも多く見かけます。
クリーニング済と聞くと、内部までしっかり清掃されていて安心できるイメージを持つかもしれませんが、クリーム内容やレベルは販売店によって大きく異なります。
クリーニング済の実態は?
例えば、リサイクルショップや中古家電店では、外側の拭き掃除や簡単な洗浄のみで「クリーニング済」と表示している場合があります。
見た目はきれいでも、洗濯槽の内部や排水ホース、フィルターなど、目に見えない部分にカビや汚れが残っていることは少なくありません。
特に洗濯槽の裏側は、分解しないと清掃できないため、表面だけのクリーニングでは不十分な場合も多いです。
カビや細菌は湿気の多い洗濯機内部で繁殖しやすく、クリーニングが不十分な中古品を使い続けると、洗濯物に臭いが移ったり、健康被害のリスクが高まります。
アレルギー体質の人や小さな子どもがいる家庭では、特に注意が必要です。
どの程度まで洗浄されているか確認は必須
また、クリーニング済と表示されていても、どの程度まで分解洗浄されているかは店舗によって異なります。
分解洗浄を徹底している店舗もありますが、コストや手間を省くために簡易的な清掃だけで済ませているケースも多いです。
購入前に「どこまでクリーニングされているのか」「分解洗浄は実施されているのか」を必ず確認しましょう。
フリマアプリや個人売買で出品されている中古洗濯機は、ほとんどがクリーニングされていない場合が多いです。
市販の洗濯槽クリーナーを使っても、内部のカビや汚れを完全に除去するのは難しいため、衛生面のリスクは残ります。
セカンドストリートやリサイクルショップの実態
中古洗濯機を購入する際、多くの人が利用するのが、セカンドストリートなどのリサイクルショップです。
全国に多くの店舗があり、手軽に中古家電を購入できますが、その実態はどうなのでしょうか。
例えば、セカンドストリートでは、洗濯機の買取基準として「製造から10年以内」のものを対象としています。
これは、家電の部品保有期間や修理対応の観点から設定されている基準と考えられます。
買取価格は年式や状態、メーカーによって大きく異なりますが、人気メーカーや新しいモデルほど高値がつきやすい傾向があるようです。
ちなみに、買い取りできない洗濯機の基準は以下のようになっています。
- 11年以上前に製造された洗濯機
- 動作不良、故障、水漏れしている洗濯機
- 電源コードの表皮のビニールが切れていたり、削れてしまっている場合
- 輸送用の固定ボルト(ロックボルト)を取り付けていないドラム式洗濯機
リサイクルショップによって「基準」はまちまちですが、中古洗濯機を購入する場合は、そのショップの買取基準を確認したほうが良いでしょう。
基準は厳しいほうが、程度の良い中古洗濯機を扱っている可能性が高いと言えます。
リサイクルショップ利用の注意点
先にお伝えしたように、中古洗濯機は、動作確認や簡単なクリーニングが行われていることが多いです。ただし、分解洗浄まで徹底している店舗は限られています。
衛生面のリスクはゼロではないことは頭に入れておきましょう。
また、メーカー保証は付いていないことも多いため、店舗独自の保証はあるのかを確認することも大切です。
他にも、セカンドストリートやリサイクルショップでは、在庫状況や時期によって価格が変動する可能性もあります。
需要が高まる新生活シーズンには価格が上がることもあるため、タイミングも重要です。
購入前には、最低限以下のポイントを確認し、納得した上で購入することが大切です。
- 商品の状態
- 保証内容
- アフターサービス
- クリーニングの有無
- 適正価格か
中古洗濯機の相場と新品との価格差
中古洗濯機の最大の魅力は、やはり価格の安さです。
新品の洗濯機は、メーカーや機能、容量によって価格は大きく異なりますが、一般的な縦型洗濯機であれば、新品は3万円から7万円程度、ドラム式洗濯機の場合は10万円から20万円以上が相場となっています。
これに対して中古の洗濯機は、縦型であれば1万円から2万円台、ドラム式でも3万円から5万円程度で購入できるケースがあります。
種類 | 新品の相場 | 中古の相場 |
---|---|---|
縦型洗濯機 | 30,000円~70,000円 | 10,000円~29,999円 |
ドラム式洗濯機 | 100,000円~200,000円以上 | 30,000円~50,000円 |
オークションサイトやリサイクルショップでは、2023年製の7kgクラスの中古洗濯機が1万5千円前後で取引されている例もあります。
8kgクラスのモデルでも2万円台で落札されることが多く、新品と比べて半額以下で手に入ることも珍しくありません。
ドラム式洗濯機の場合は、状態が良いものであれば3万円から5万円程度が目安となりますが、人気メーカーや高年式モデルはもう少し高値で取引されることもあります。
トータルコストでは大差がない場合も
このように中古洗濯機の価格は大きな魅力ですが、トラブルや衛生面のリスク、保証の有無、配送や設置費用など、トータルコストで見ると新品と大差がない場合もあります。
短期間だけ使いたい、予算をとにかく抑えたいという場合は中古も選択肢になりますが、長く使いたい場合や故障時のリスクを避けたい場合は新品を検討したほうが安心です。
気持ち悪いと感じる人が多い理由
中古洗濯機に対して「気持ち悪い」と感じる人は少なくありません。その大きな理由のひとつは、前の持ち主がどのように使っていたか分からないことです。
洗濯機は、衣類や下着、タオルなど、肌に直接触れるものを洗う家電です。見た目がきれいでも、内部には以前の汚れや細菌などが残っている可能性があります。
また、洗濯機は水を使う家電のため、湿気がこもりやすく、カビや雑菌が繁殖しやすい環境です。
前の持ち主がこまめに手入れをしていなかった場合、見えない部分に汚れが蓄積していることもあります。
完全には汚れや臭いが取れないケースも
特に簡易清掃で済ませている場合は、内部にカビや臭いが残っていることもあり、仮に分解洗浄をしていても、完全には汚れや臭いが取れないケースもあります。
臭いが染み付いている洗濯機で衣類を洗うと、洗濯物に臭いが移ってしまうことがあり、アレルギー体質の人や小さな子どもがいる家庭では、衛生面のリスクが気になります。
実際に中古洗濯機を購入した人のなかには、「洗濯物に変な臭いがついた」「カビ臭が取れない」といった声も少なくありません。
中古洗濯機の臭いは、こうした理由から、「誰が使ったか分からない」「内部の汚れが気になる」といった心理的な抵抗感を持つ人が多いと言えます。
中古ドラム式洗濯機のリスクと注意点
ドラム式洗濯機は、高い洗浄力や省エネ、使い勝手の良さから人気が高い洗濯機です。しかし、縦型に比べて、中古でも高価なモデルが多いです。
ここでは、ドラム式洗濯機特有のリスクや注意点を見ていきましょう。
内部構造が複雑
ドラム式洗濯機は、縦型と比べて内部構造が複雑です。そのため、カビや汚れが蓄積しやすい特徴があります。
特にドラムの裏側や排水経路、乾燥フィルターなどは、分解しないと徹底的に掃除できません。カビや汚れが残っていると、洗濯物に臭いが移ったり、健康被害の原因になります。
故障リスクが高め
ドラム式洗濯機は、精密な部品が多く、故障リスクが比較的高い家電と言われています。
中古品の場合、製造から7年から8年を過ぎるとメーカーの修理対応が終了することが多く、故障時に修理できないケースもあります。
中古で購入する場合は、必ず製造年を確認し、できるだけ高年式のものを選ぶことが重要です。
修理費が高め
ドラム式洗濯機の修理は、モデルによって異なりますが、3万円から5万円程度かかることもあります。
中古品は保証がないか、ショップ独自の短期保証のみとなることが多いため、購入後すぐに故障した場合、修理費用が高額になることもあります。
配送料や設置のリスク
配送や設置にも注意が必要です。ドラム式洗濯機は大型で重量があるため、配送料や設置費用が高額になる場合があります。
設置場所のサイズや搬入経路も事前に確認しておくことが大切です。
風水でも中古洗濯機は買わないほうがいい?
風水や運気の観点から見ると、中古の洗濯機はあまりおすすめされていません。
風水では、物にはそれぞれエネルギーが宿ると考えられています。特に毎日使う家電や家具は、前の持ち主の気や運気を強く受け継ぐとされます。
中古の洗濯機には、前の持ち主の生活のエネルギーや思いが残っている可能性があり、それが新しい持ち主の運気に影響を与えると考えられています。
古い洗濯機を使い続けると、運気が滞りやすくなるとも言われています。
水回りの家電は特に「気」の流れに影響を与えやすく、カビや汚れが溜まった洗濯機は負のエネルギーを溜め込みやすいとされます。
動作不良や故障が続くと、家の調和が乱れたり、ストレスが溜まる原因にもなります。
風水的には、古いものや壊れたものを早めに手放し、新しいものに買い替えることで、家庭内に新しいエネルギーが流れ込み、運気が上がると考えられているようです。
運気が上がる設置場所とは
また、洗濯機の配置場所も風水では重要です。北東や東、南東など、運気を高める方位に設置することで、家全体のエネルギーが活性化すると言われています。
逆に、南や北、玄関近くなどは避けた方が良いとされています。
中古の洗濯機をどうしても使いたい場合は、塩やお香、天日干しなどでお清めを行い、悪い気を浄化する人もいるようです。
中古に負けないリーズナブルでおすすめの洗濯機3選
中古洗濯機は価格の安さが魅力ですが、衛生面や寿命、保証の不安がつきまといます。
最近は新品でも手頃な価格で高機能な洗濯機が増えており、コストを抑えつつ安心して長く使えるモデルを選ぶことができます。
ここでは、一人暮らしからファミリーまで幅広いニーズに対応し、中古に負けないコストパフォーマンスを誇るおすすめの洗濯機を3つ紹介します。
RORO YWMT55LW 全自動縦型洗濯機(5.5kg)
ROROのYWMT55LWは、5.5kgの容量で一人暮らしや少人数世帯にぴったりの全自動洗濯機です。
最短10分の時短洗濯コースを搭載しており、忙しい朝や帰宅後でもサッと洗濯が終わります。洗濯槽はステンレス製で黒カビの発生を抑制し、清潔に使えるのが特徴です。
風乾燥機能も付いているため、部屋干しの乾燥時間を短縮できます。運転音も静かで、マンションやアパートでも安心して使用できます。
価格は約3万円台からと非常にリーズナブルです。直感的な操作パネルやコンパクトな設計も魅力で、設置スペースが限られている部屋にもおすすめできます。
ハイセンス HW-K55E 全自動洗濯機(5.5kg)
ハイセンスのHW-K55Eは、5.5kgの容量で一人暮らしや二人暮らしに最適なモデルです。
凸凹設計の洗濯槽と立体シャワー水流により、しっかりと汚れを落とせる高い洗浄力を実現しています。
風乾燥機能も搭載されているため、洗濯物の乾きが早く、部屋干し派にもぴったりです。つけおきや念入り、毛布コースなど多彩な洗濯コースを備えており、さまざまな衣類や用途に対応できます。
価格は約2万8千円と非常に手頃で、コストを抑えつつ機能性も重視したい方におすすめです。シンプルな操作性と省スペース設計もポイントです。
東芝 AW-10GM3 全自動洗濯機(10kg)
ファミリー層や洗濯物が多い家庭には、東芝のAW-10GM3がおすすめです。
10kgの大容量で、毛布やシーツなど大物もまとめて洗うことができます。
標準コースに加え、スピード・つけおき・毛布など多彩なコースを搭載し、家族の洗濯ニーズに幅広く対応します。
ヒーターレスの風乾燥機能も備えており、外干しができない日にも便利です。トップ部分には強化ガラスを採用し、清潔感と耐久性を両立しています。
価格は約6万6千円程度と大容量モデルとしては非常にコストパフォーマンスが高いです。3~4人家族やまとめ洗いをしたい方にぴったりの一台です。
レンタルやサブスクリプションを使うのもひとつの方法
もしも、「3年使えれば良い」「数ヶ月間だけ」「とりあえず洗濯機が必要」など、期間が決まっている場合は、家電のレンタルやサブスクリプションを利用するのもひとつの方法です。
例えば、家電レンタルの「かして!どっとこむ」では、全自動洗濯機は、中古であれば12,100円から、新品でも23,100円からレンタルが可能です。
送料は無料で、搬入・設置はスタッフが対応、故障した場合も代替え品を送ってもらえるため、非常に便利なサービスです。
やめたほうがいい?中古の洗濯機で失敗しないための選び方
- 中古の洗濯機は何年前までが安全?
- 何年くらい使える?新品と中古の寿命
- 安い洗濯機がダメな理由は?
- 洗濯機を売りたい場合いくらくらいで売れる?
- いつ洗濯機を買うのがベスト?
- 洗濯機が壊れるサインは?
- 洗濯機は7年で買い替えたほうがいい?
- キロ数の目安は?4人家族は何キロが妥当?
- 洗濯機以外の中古で買わないほうがいい家電
中古の洗濯機は何年前までが安全?
中古の洗濯機を選ぶ際、製造年は重要なポイントです。なぜなら、製造から5年以上経過した洗濯機は、内部の部品が劣化している可能性が高く、故障リスクが上がるからです。
そのため、中古で購入する場合は、製造から5年以内のものを選んだほうが良いでしょう。
6年間は修理用部品を保有する義務がある
製造年が新しい洗濯機は、まだ部品の供給が続いているため、万が一故障しても修理がしやすいというメリットがあります。
メーカーは、洗濯機の製造終了から6年間は修理用部品を保有する義務があるため、製造から6年以内の製品であれば修理対応も期待できます。
逆に、製造から6年以上経過した洗濯機は、部品が手に入りにくくなり、修理が難しくなることが多いです。(参考データ:全国家庭電気製品公正取引協議会より)
ただし、5年以外だったとしても、中古洗濯機は内部の劣化が進んでいる場合があります。
特に使用頻度が高かったり、湿気の多い場所で使われていた洗濯機は、寿命が短くなる傾向があります。
中古品を選ぶ際は、製造年だけでなく、使用状況やクリーニングの有無、保証内容も確認しましょう。
何年くらい使える?新品と中古の寿命
洗濯機の寿命は、使い方や機種によって異なります。ですが、一般的には6年から8年が目安とされています。
内閣府の調査によると、洗濯機の平均使用年数は約10年というデータもあります。(引用データ:内閣府より)
しかし、これはあくまで平均値であり、実際には6年から8年で故障や不具合が発生するケースが多いと言われています。
新品の寿命目安
新品の洗濯機を購入した場合、メーカー保証が1年から5年程度付いていることが多く、部品の供給も6年間は続きます。
新品であれば、適切なメンテナンスを行うことで10年近く使えることもありますが、使用頻度が高い場合や設置環境が悪い場合は、寿命が短くなることもあります。
中古の寿命目安
中古の洗濯機は、すでに誰かが使っていたため、残りの寿命が短いことが多いです。製造から5年以上経過している中古品は、購入後すぐに故障するリスクも高まります。
中古洗濯機の寿命は、これまでの使い方や経過年数にもよりますが、購入時点から1年から3年程度と考えておくと安心です。
安い洗濯機がダメな理由は?
安い洗濯機は、価格の面で魅力的ですが、当然いくつかのデメリットがあります。ここでは、やすい洗濯機はダメと言われる理由を見ていきましょう。
使える機能が少ない
安い洗濯機は、高価なモデルと比べて機能が少ない傾向があります。
高価なモデルには、乾燥機能や節水機能、自動洗剤投入機能など、便利な機能が搭載されていることが多いですが、安いモデルはこうした機能が省かれていることが一般的です。
例えば、乾燥機能がない場合、洗濯物を干す手間が増え、雨の日や忙しい日にはストレスになることも考えられます。
容量が小さい
安い洗濯機は、洗濯できる容量が小さいことが多いです。1人暮らしや2人暮らしには十分でも、家族が多い場合やまとめて洗濯したい場合には物足りなさを感じることがあります。
容量が小さいと、家族構成によっては何度も洗濯機を回す必要があり、水道代や電気代がかさむことも考えられます。
耐久性や静音性の面で劣る
安い洗濯機は、耐久性や静音性の面でも高価なモデルに劣ることがあります。モーターや部品の品質が抑えられている場合、長期間使うと故障しやすくなるリスクがあります。
また、振動や運転音が大きい場合もあり、夜間や集合住宅での使用には注意が必要です。
初期費用を抑えたい・最低限の機能で十分な人向き
安い洗濯機は、初期費用を抑えたい人や最低限の機能で十分な人には向いています。
しかし、家事の負担を減らしたい、長く使いたい、快適に使いたいと考える場合は、必要な機能や容量、耐久性をしっかり確認して選ぶことが大切です。
洗濯機を売りたい場合いくらくらいで売れる?
洗濯機の買取価格は、年式や容量、メーカー、状態によって大きく変わります。縦型とドラム式それぞれの買取相場を見ていきましょう。
縦型洗濯機の買取相場
一般的な縦型洗濯機の買取相場は、0円から12,000円程度と言われています。
年式が新しいほど高値がつきやすく、1年落ちで5,000円から12,000円、2年落ちで4,000円から11,000円、3年落ちで3,000円から9,000円が目安となります。
4年落ちや5年落ちになると2,000円から8,000円程度まで下がる傾向があります。
ドラム式洗濯機の買取相場
ドラム式洗濯機は人気が高く、買取相場も高めです。1,000円から30,000円程度が一般的ですが、状態や付属品の有無によっては50,000円以上で売れるケースもあります。
大容量モデルや乾燥機能付きの機種は高値がつきやすいです。パナソニックや日立、東芝などの人気メーカーは、他メーカーよりも高額査定が期待できます。
たとえば、パナソニックの10kgドラム式洗濯機(2017年製)は、70,000円、日立の11kgドラム式(2017年製)は60,000円程度で買取された例もあるようです。
容量によっても価格は変動します。
容量 | 中古洗濯機の相場価格 |
---|---|
4〜5kg(小型モデル) | 15,000円前後 |
6〜7kg | 16,000円前後 |
8〜9kg | 27,000円前後 |
10kg以上(大型モデル) | 100,000円超 |
ただし、状態が悪い場合や年式が古い場合は、買取価格がつかないこともあるので注意が必要です。
買取価格を少しでも高くしたい場合は、付属品や説明書、輸送用ボルトなどを揃えておくと査定額が上がることがあります。
いつ洗濯機を買うのがベスト?
洗濯機をお得に購入できる時期は、主に4つあります。家電量販店の決算期、ボーナス支給時期、モデルチェンジ時期、年末年始のセール時期です。
決算期やボーナス時期
家電量販店の決算期は、3月と9月が一般的です。決算セールでは在庫処分のため大幅な値下げが行われることが多く、値引き交渉もしやすくなります。
ボーナス支給時期の6月と12月も、家電の買い替え需要が高まるため、セールやポイント還元が充実します。
年末年始の12月と1月も、セールが行われる時期で、特典や値引きが期待できます。
モデルチェンジ時期
モデルチェンジ時期も狙い目です。ドラム式洗濯機は8月から9月、縦型洗濯機は4月から5月に新モデルが登場します。
新モデル発売前の型落ちモデルは、機能差がほとんどないのに大幅に値下げされることが多いです。型落ちモデルは在庫限りなので、早めにチェックするのがおすすめです。
決算期やモデルチェンジ時期は、在庫が少なくなることもあるため、欲しい機種が決まっている場合は早めに行動しましょう。
ボーナス期や年末年始は、特典やポイント還元を活用してお得に購入できます。
洗濯機が壊れるサインは?
洗濯機が壊れるサインとして代表的なのは、異音、異臭、給水や排水のトラブル、操作パネルの不具合、水漏れ、電源コードの発熱や変色などです。
異音がする
運転中に「ガリガリ」「キュルキュル」といった異音がする場合、内部の部品が劣化している可能性があります。
洗濯物に異物が混入していないか確認し、異常が続く場合は専門業者に相談しましょう。
異臭がする
カビ臭い、焦げ臭いなどの異臭がする場合は、洗濯槽のカビや部品の摩耗、電気系統のトラブルが考えられます。
給水と排水トラブル
給水や排水がうまくいかない場合は、ホースや排水口の詰まり、パッキンの劣化が原因のことがあります。
操作パネルや電源コードの異常
操作パネルが反応しない、エラー表示が出る場合は、接続不良や内部基盤の故障が疑われます。
電源コードが熱くなったり変色している場合は、トラッキング現象や電気系統の異常が発生している可能性があり、火災のリスクもあるため注意が必要です。
水漏れが発生
水漏れが発生した場合は、パッキンやホースの劣化、内部部品の損傷が原因です。これらのサインが現れたら、無理に使い続けず、修理や買い替えを検討しましょう。
洗濯機は7年で買い替えたほうがいい?
洗濯機の買い替え時期については、多くのメーカーが7年をひとつの目安としています。
これはどうしてかというと、電気用品安全法で設計上の標準使用期間が7年と定められていることやメーカーの部品保有期間が製造終了から6年程度だからです。
もちろん、7年を超えても使い続けることは可能ですが、故障や不具合が増え、修理が難しくなるケースが多くなります。
先にお伝えしたように、洗濯機は寿命が近づくと、異音や異臭、水漏れ、脱水不良などのサインが現れます。
こうした症状が出た場合は、無理に使い続けず、早めに買い替えを検討するのが安全です。
新しい洗濯機は省エネ性能や節水機能が向上しているため、古い機種を使い続けるよりも光熱費の節約につながることもあります。
キロ数の目安は?4人家族は何キロが妥当?
4人家族に適した洗濯機の容量は、一般的に8kgから12kgが目安とされています。
1人あたり1日分の洗濯物は約1.5kgとされており、4人家族の場合は1日で約6kgの洗濯物が出る計算です。
タオルやシーツ、カバーなど大きな洗濯物も一緒に洗うことを考えると、7kg以上の容量があると安心です。
以下は、家族人数ごとの洗濯機容量の目安です。
人数 | 目安の洗濯機容量(kg) | 備考 |
---|---|---|
1人 | 4.5〜7kg | 毎日洗うなら5kg、まとめ洗い・毛布対応なら7kg |
2人 | 6〜7kg | 2〜3日分まとめて洗う場合は8kg以上もおすすめ |
3人 | 7〜9kg | 毎日洗うなら7kg、まとめ洗いなら9kg |
4人 | 8〜12kg | シーツや大物も洗うなら10kg以上 |
5人 | 9〜12kg | 洗濯物が多い家庭は11kg以上も検討 |
6人 | 10kg以上 | 大容量モデル推奨 |
1〜2人暮らしの場合は、まめに洗濯をするなら4.5〜5kgでも対応でき、まとめて洗濯をする人でも7kgもあれば十分と言われています。
4人家族の場合、毎日洗濯する家庭なら8kg前後、2日に1回やまとめ洗いをする場合は9kgから12kgの大容量モデルがおすすめです。
容量に余裕があれば、洗濯回数を減らせるため、家事の負担も軽減できます。
洗濯機以外の中古で買わないほうがいい家電
洗濯機以外にも、中古で買わないほうがいいと言われる家電があります。ここでは、その代表的な家電をまとめてみました。
- 冷蔵庫
- テレビ
- 電子レンジ
- 炊飯器
- 掃除機
- 電動自転車
- 古いパソコン・スマホ
冷蔵庫
冷蔵庫は、24時間稼働する家電です。そのため、内部の冷却システムや電子部品が劣化している可能性が高いため、やめておけと言われるケースが多いです。
衛生面でも不安があり、見えない部分にカビや細菌が残っていることもあります。
テレビ
テレビは前の所有者の使用時間が分からず、寿命が近い場合も多いため、中古はやめたほうが良いと言われています。修理費用も高額になることが多く、新品の方が安心です。
電子レンジや炊飯器
電子レンジや炊飯器は、内部の部品やパッキンの劣化が進んでいる場合があり、加熱ムラやご飯が美味しく炊けないなどのトラブルが起こりやすいです。
掃除機
掃除機は、フィルターやバッテリーの寿命が短く、衛生面でもリスクがあるため、中古はやめたほうがいいと言われています。
電気自転車
電動自転車は、バッテリーやモーターの劣化が進んでいることが多く、長く使えない可能性が高いです。修理も高額になるケースが多く、やめたほうがいいとされています。
古いパソコンやスマホ
古いパソコンやスマートフォンは、サポート期間が終了している場合があり、セキュリティリスクが高まります。
また、古いモデルは性能面でも厳しい場合があり、使い物にならない場合もあります。
最後に:洗濯機の中古はやめたほうがいい?安心できない落とし穴と失敗しない選び方
いかがでしたか?洗濯機の中古はやめたほうがいい理由について詳しく解説してきました。
中古洗濯機は価格の安さが魅力ですが、衛生面のリスクや故障の可能性、保証の短さなど、見えないデメリットが多いことがわかりました。
洗濯機の中古はやめたほうがいいと言われる理由を理解した上で、リーズナブルな新品洗濯機やレンタルなど、別の選択肢も検討してみてください。
安心して使える洗濯機選びの参考になれば幸いです。
- 中古洗濯機は部品やモーターが劣化している可能性が高い
- 新品と比べて寿命が短く、故障リスクが高い
- メーカー保証が切れている場合が多い
- 保証がないと修理費用が全額自己負担になる
- 衛生面でカビや汚れが残っていることがある
- 分解洗浄されていないと内部の汚れが落ちていない場合が多い
- クリーニング済でも清掃レベルに大きな差がある
- 搬送や設置に手間がかかり、費用も発生しやすい
- 前の持ち主の使い方が分からず気持ち悪いと感じる人が多い
- ドラム式洗濯機は内部構造が複雑でカビやすい
- ドラム式は修理費用や設置費用が高額になることがある
- 製造から5年以上経過した洗濯機は故障リスクが高まる
- 価格の安さだけで選ぶとトータルコストで損する場合もある
- 風水の観点からも中古洗濯機は運気を下げるとされる
- 新品や高年式の中古、またはレンタルの利用も検討すべき